3次元FXの法則は古い!?
今日は「日経225とドル円の相関性を用いたFXトレード」と宣伝されている3次元FXについてレビューしていきたいと思います。
3次元FXは、日経225とドル円の相関性に着目し、3つの手法を用いることで、初心者でも、時間がなくても利益を積み上げていくことができるというロジックを公開したものです。
多くの投資に関する書籍を出版している持田有紀子さん本人が動画に出演してその手法を解説しています。
販売会社 株式会社スリーディ
所在地 〒 151-0053東京都渋谷区代々木3-57-16
運営責任者 小田 匡
日経225って何?
日経225というのは、日経平均株価の略称で、日本の株式市場の代表的な株価指数の一つです。日経平均株価が、上がるのか、下がるのかというのが投資対象で、日経225先物として取引されます。
日経225とFXを比較した場合、FXの方が参入障壁が低いので、投資と言えばFXから始める人のほうが断然多いことは言うまでもありません。
日経225とFXの相関関係って?
3次元FXは、日経225とドル円の相関性に着目したトレード手法です。ドル円は、ファンダメンタルズの影響を受けやすいという特徴があって、例えば日経225が下落すると、ドル円も下落する傾向があります。あるいはドル円が下落すると、それに引きずられて日経225も下落するという傾向があります。
そういったことから、日経225とFXには相関性があると言われていて、日経225とドル円から相場を予測する動きがあるのは確かのようです。
ところが、実際のところはどうなのかというと、フタを開けてみてビックリ!!日経225とドル円の相関関係が続いたのは、過去10年程度でしかないのです。2016年ごろから相関関係が弱まり、2017年の秋ごろからは両者の関係は不安定な状況が続いているというのが現状です。
3次元FXでできることって!?
★ 月に40%の利益が見込める
★ いつでもトレードできる
★ 毎日トレードできる
★ 労力をとことん省ける
★ 短期決戦で勝負がつく
★ 少額から開始することが可能
★ リスクが限定されている
★ 知識ゼロの初心者が短期間でマスターできる
★ 10年、20年と使い続けることができる
★ お金儲けに徹する
「10年、20年と使い続けることができる」というのはどうなんでしょうか!?持田有紀子さんによれば、「相場が存在する限り活用することができる」と言っていて、「マーケットは過去も未来も本質は変わらないので、手法が廃れたり、全員がやって飽和したりすることもない」と言っています。
しかし、先にも述べた通り、日経225とドル円の相関関係が続いたのは、過去10年程度でしかなく、しかもその関係は近年崩れてきているので、この先何十年どころか、今現在でも既に有効な方法ではなくなってきていると言えるのではないでしょうか。
実際の手法は!?
3次元FXは、日経225とドル円の相関性に着目した上で、3つの手法を用いるというものです。
その3つの手法とは、下記の通りです。
1 「引っかかりどころ」を見つけるためにテクニカルを利用した手法基本は日経225とドル円の相関性が根底にあるのですが、仕掛けどころを探すのにテクニカルを利用する。
2 金融マーケットの時間の流れ」を有効活用した手法相場の流れの中で、あらかじめ決まった時間だけを狙ってトレードする。
3 「ビッグウェーブ」を見極めて大きなリターンを得る手法相場の大波と小波の中で、先々に大波に化ける小波を早く見つけて、それに乗ることで大きな利益を狙う。
値段は29,800円ってことだけど相応?
コンテンツが充実しているので、FXの知識を増やすという目的においては悪くない値段だと思います。
でも、相関関係が既に崩れてきていることから判断すると、実際の相場に有効活用できるというわけではなさそうなので、実用性を考えると高い買い物と言えそうです。
良い口コミ
★ 持田有紀子さんはメディア慣れをしているので、解説が上手でわかりやすい。
★ わからないことがあればメールサポートで聞ける。
悪い口コミ
★ 持田有紀子さんは、ファンダメンタルズに懐疑的でありながら、動画ではファンダメンタルズ的な解説が多い。
★ 具体的な手法に関する情報が希薄である。
★ 販売ページに掲載されているのは、持田有紀子さんの利益率だけで、裏付けのある実績は掲載されていない。
まとめ
実際に、日経225とドル円の相関関係が続いたのは、過去10年程度のことであり、相関関係があると言われていた時期でさえも、見ないよりは見たほうが良いという参考程度のものでしかなかったと言えます。
すでに近年その相関関係が崩れてきているので、持田有紀子さんが「10年、20年と使い続けることができる」と言っていますが、相場が存在する限り長期にわたって活用できるような手法ではありません。
そのため、この商材はおすすめできません。