FX 稼げる 商材 口コミ まとめ

FX 個人投資家のトレーダーえりりんです。海外在住で、ニューヨークを拠点にしています。このブログでは、FXの商材を中心に紹介していきたいと思います。

forex-review

スキャルパラダイスFXは本当は怖い!?

FX 個人投資家えりりんです。

 

今日は「ローソク足を使わない全く新しいFX投資法」と宣伝されている、スキャルパラダイスFXについてレビューしていきたいと思います。


スキャルパラダイスFXのルールにしたがってトレードすれば最速で早ければ1週間以内に成果が出て稼ぐ初心者が続出中だと言っていますが、ローソク足を使わないというのは一体どういうことなんでしょうか。詳しく見ていきたいと思います。

 

f:id:forex-review:20190522230322p:plain

 

販売会社   SAKURA IFB PTE. LTD.

所在地    6 Eu Ton Sen Street, #05-18 SOHO1@ Clarke Quay The Central Singapore 059817

運営責任者  栗場石 健一

 

 

稼ぐ初心者が続出中って本当?

スキャルパラダイスFXを実践した人たちの成果を公表しているんですが、27人紹介していて、そのうち21人が「FX歴なし」と書いてあります。これってちょっとおかしいと感じるのは私だけですか!?

 

この方たちは、モニターなんでしょうか!?それにしても、まだ初心者にすらなっていない、入門すらしていないFX歴なしの21人もの人たちが、自分名義で口座を作って自分自身で出資してモニターに参加するとは思えないのですが、どうなんでしょうか!?

 

「仮名」とは書いてないので、実名という設定で年齢と顔写真を全員が明かしているのって、ちょっと不自然に感じます。小細工している感が満載で、実在している方たちなのか疑わしいところです。

 

マイキー田中さんって誰?

スキャルパラダイスFXは、世界中を6年以上も旅して、周った国は65か国にも上るという、お金と自由をモノにしたマイキー田中さんという方が開発者です。

 

以前に24FX(トゥエンティ―フォーFX)という商品も出しているようで、著名な方なのかと思いきや、商材を売っている以外には名前が出てこない、SNSも実態がない、マイキー田中っていう芸能人っぽい名前を付けてる割に、自己ブランディングが全然なってない印象で、謎に包まれた、誰だかわからない人のようです。

 

販売会社がシンガポールにあるということで、怪しまれている声も聞かれますが、今や海外を拠点にする人も珍しくはないので、おそらく海外住所だけが怪しさの根源なのではなく、誰だかよくわからない得体のしれない人物が海外住所で販売しているところが最も怪しいところです。

 

現時点でシンガポールにきちんと会社の登記はしてあることは下記のサイトにて確認済みです。

Singapore Business Directory

 

それにしても、シンガポールに永住しているならば海外住所を使っても何らおかしくはないですが、「日本、シンガポール、ニューヨーク」を拠点としていると言っていますので、日本も拠点のうちの一つならば、日本の住所にすればいいのにと思います。

 

ローソク足を使わないって一体どういうこと?

スキャルパラダイスFXでは、誰でもFXで結果が出せる理由を2つを挙げています。

 

理由1 簡単なルールをマネするだけだから。

まるでクッキーの型抜きであるがごとく、星型なら星形のクッキー、ハート型ならハート型のクッキーというふうに、最初から用意されたひな形をそのまま当てはめる手法なので、このルールをマネしさえすれば、誰でも同じ利益が狙えるとのことです。

 

理由2 ローソク足を使わない特殊な手法だから。

FXでは90%の人たちが負けると言われていることから、誰もやっていない世にも珍しい「ローソク足を使わない」という前代未聞の方法に、勝ち続ける秘密があるとのことです。みんながやっている、ローソク足を見るという常識通りの方法では、負ける90%に入ってしまうと断言しています。

 

でも、常識を逸脱して成功するならば、常識も理解していないと無理のような気がします。

 

ところがスキャルパラダイスFXでは、このローソク足は一切使わないということを最大の売りにしています。FX歴なしの実践者たちが続々と稼げているというのを強調しているのも、この商材が、ある簡単なるルール通りにやるだけというものだからという理由に帰結しているようです。だからFXの初心者であろうと、経験者であろうと、同じような結果が出るのだと理由を述べています。

 

でも、ローソク足を使わないというのならば、それに代わる手堅い手法を伝授してくれないと、説得力がありませんよね。それではスキャルパラダイスFXではどんなことが学べるのか、次に見ていきたいと思います。

 

スキャルパラダイスFXで学べるのはどんなこと?

スキャルパラダイスFXのテキストは13章構成となってます。

 

第1章 FXとは: 

FXとは何なのか、そんなことは気にせずに利益を生み出す2パターンだけ覚えればよい。それにはまずは「売りからスタート」します。

 

第2章 必要最低限のFX専門用語:

エントリー、ポジション保有、決済、pipsとロットが何かということを超基本として、資金管理と儲けやすい時間について解説します。

 

第3章 相場のメカニズム:

相場を上下させているのは何かを知り、FXで稼ぐことを難しくさせている3つの状況を避けることを提案しています。

 

第4章 トレードを実践する前の準備:

成り行き注文から始まり、その他の注文方法の理解を深める。デモ口座での練習をすすめています。

 

第5章 スキャルパラダイスFXとは?:

ここではいよいよこの商材の要であるローソク足を使わない理由の説明に入ります。スキャルピングの手法を推奨しています。

 

第6章 4種類のFX相場:

相場を4種類に分類することで、稼ぎやすい相場か、稼ぎにくい相場の判断材料とします。

 

第7章 マイキー流レジサポラインの引き方:

前章の4種類のFX相場を分類するためにはレジスタンスライン・サポートラインが必要になります。レジサポラインの引き方を教えます。

 

第8章 レンジ相場でのエントリー方法:

稼ぎやすいレンジ幅と、レンジ相場で稼ぐために役立つ指標を教えます。

 

第9章 トレンド相場でのエントリー方法:

大きなトレンドを教えてくれる時間足の見方と、トレンド相場で連続で利益を狙う方法を教えます。

 

第10章 ポジションが含み益のときの対処法:

損切りラインと利確ラインの理解を深めて、どうすればなるべく多くの利益を獲得できるのかを学びます。十字線が出たときは待つようにと注意喚起しています。

 

第11章 ポジションが含み損のときの対処法:

損失を最小限にするための効果的なポイントとして、慌てずに損切をルール通りにやることをすすめています。

 

第12章 スキャルパラダイスFX実践前に確認すべきこと:

スキャルパラダイスFXのロジックを最大限に有効化するための注意点の一つとして、マイナー通貨でFX投資をやってはいけないことを挙げています。

 

第13章 あなたに必ず守ってほしいあること:

著者が初心者のときにやらかした失敗と反省点をもとに、長期にわたって安定して稼げるように守って欲しいことを伝えます。

 

値段通常価格49,800円、期間限定特別価格29,800円は値段的にどうなのか!?

スキャルパラダイスFXのテキストは、ダウンロード版と製本配送版の2種類があって、購入時に選べます。

 

また、テキストに加えて3つの特典が用意されています。

特典1:90日間のメールサポート

特典2:売買画面&チャートの設定解説動画

特典3:スキャルパラダイスFX実践解説動画

 

特典だけを見ると、それほど手厚いサポートであるとも思いません。

驚きなのは、これです! ↓ ↓ ↓

 

f:id:forex-review:20190522221354p:plain

 

ダウンロード商材では決してあり得ない100%全額返金保証を付けていることです。

 

返金の条件は下記の通りです。

1 購入後90日間で1円の利益も出ていない。

2 90日間メールサポートを3回以上利用している。

3 スキャルパラダイスFXの手法を100回以上トレードした履歴を提出し、

ルール通りに実践しているにも関わらず利益につながらなかったと判断された場合。

 

期間限定特別価格29,800円は3日間とされていて、期日が迫りくるカウンターテーブルに早く購入しなくてはと焦りが感じられますが、実はクッキーを削除して改めてオファーページを開けば、またタイマーが最初から発動しますので、3日間の限定ではないので、焦らなくても大丈夫です。

 

これは、最初に通常価格49,800円で「高い」と印象付けたあとで、期間限定と称して29,800円という最初より安い金額を提示することで消費者心理をうまくコントロールしたマーケティング手法を使っているだけです。

 

また3日間の限定というカウンターテーブルで消費者を焦らせて購入を即決させるように導くという心理操作によって相乗効果を狙っています。

 

良い口コミ

★ ルールを覚えるだけなので、思ったよりも簡単だった。

★ 前作は結構売れてるらしいから今回もいいんじゃないか。

 

悪い口コミ

★ 前商品の24FXの実践者と同じ人たちを、スキャルパラダイスの実践者の写真と実績として使いまわししている。そのせいか24FXの公式サイトは削除されている。

 

★ 24FXと中身が同じなんじゃないかと思う。

 

★ 商品云々以前の問題として、マイキー田中さん自体が胡散臭い。

 

まとめ

「FX歴なし」と言っている実践者の一人は、「他の商品には再現性がなかったがこの商品には再現性がある」と言っています。再現性があるかないかは、入門すらしていないFX歴がない人が他商品と比較して、評価できることではありません。

 

それに、前商品の24FXの実践者と同じ人たちを登場させて写真と実績を使いまわしているみたいで、そのように過去の商材の商品名を変えて、実践者のデータを使いまわしているとしたら、作成者自体が信用に値する人物ではありません。

 

また、前作と同じ中身ならば、スキャルパラダイスFXの主な手法はナンピン・マーチンゲールというもので、初心者にはとても危険な、悪魔の手法とも言われているものです。ところがナンピン・マーチンゲールを今まで知らなかった初心者にとってみれば夢のような聖杯であるかのように思えてしまうのです。前作の24FXで使用していたマーチンゲールという文言は使わずに、「リレー式決済」という言い方をしていますが、言い方を変えただけで同じ手法であると推察できます。

 

ナンピン・マーチンゲールという手法は、ナンピンとマーチンゲールを合わせたものです。

 

初心者の方のために簡単に説明すると、ナンピンとは、例えば「買い」でエントリーしたとして、相場が逆方向に向かってどんどん負けてしまっている場合に、あきらめて損切りするのではなく、追加で買いポジションを増やしていく手法です。そうすると、買いの平均取得コストを下げることができます。

 

どういうことかと言うと、例えば同じロット数で買い増したとすると、最初に買ったところと次に買ったところの中間のところの値で買ったことになります。

 

具体的な数字で説明すると、110円で買って108円まで下がってしまったので同じロット数を買い増した場合、中間を取って109円で買ったことになります。そのため、相場が下げ止まって上がり始めたときに、最初に買った110円まで行かなくても、109円を超えた時点で利益になるという手法です。

 

ナンピンの説明では、「同じロットで買い増した」という設定にすると初心者にわかりやすく説明できるので、私は敢えてそのように説明しましたが、買い増すのは同じロット数でなくても良いわけです。

 

ただ違うロット数の時には中間は取らずに平均を取ることになりますので、最初より大きなロットで買い増すほどに、低い位置で買ったことにできます。それがナンピンの応用であり、マーチンゲールの手法です。

 

マーチンゲールでは、倍のロットで買い増すので、同じロットで買い増した場合よりも低い位置で買ったことにできます。例えば110円で買って108円まで下がったところで倍のロット数を買い増した場合、同じロット数の場合は109円で買ったことにできますが、倍のロット数の場合は約108.67のところで買ったことにできます。

 

二回目は最初の2倍のロットで買い増しているので、

計算式は(110+108+108)÷3=約108.67です。

 

110は最初の買い、108を2回足しているのは倍のロット数を買い増しているので2回買ったのと同じという考えからです。最初の買いの1回分と次の買い増しが2回分と考えて、合計を出すために3で割ります。

 

つまり、110円超えなくても、108.67を超えさえすれば利益になるということです。

 

説明をわかりやすくするために、2回しかナンピン・マーチンゲールをしてない設定で説明していますが、実際のトレードではこれを3回とか4回とか、場合によったらそれ以上繰り返します。

 

このような手法を、今まで聞いたこともなかった初心者ならば、さぞかし魔法のような手法だと目を輝かせるかもしれません。でもそこが狙いなんだと思います。

 

相場がもう回復しそうにない方向にまで行ってしまわない限り、少し戻ってくれば理論上は勝てるのですが、ロット数を倍増しにしてるから、強制ロスカットのリスクも高くなるし、含み損がどんどん膨らんでいく恐怖を体験しなくてはならないので、その恐怖に耐えられる精神力を持つことは非常に難しい事です。

 

手法自体が危険性をはらんでいるだけでなく、内容がインチキな感じがしますので、この商品はおすすめできません。