アドバンスド・ホーミングFXだけでは勝てない!?
今日は「斬新な裁量トレードの方法をまとめた、デイトレードマスターブック」と宣伝されているアドバンスド・ホーミングFXについてレビューしていきたいと思います。アドバンスド・ホーミングFXは、専業デイトレーダーの千草明さんが以前執筆した、販売部門で一位を獲得した大人気の「ホーミングFX」の進化版です。
販売会社 トライメディア
所在地 神奈川県相模原市中央区鹿沼台1-12-7 アルヴィラージュ1F
運営責任者 坂田茂
千草明さんって信用できるの?
千草明さんは、証拠金約一千万で、一カ月当たり200万円くらいの利益をノルマとしている専業トレーダーの方で、実際にトレーダーとしての実績のある方です。
商品の販売ページのあいさつのところで、「商品を買わなくても良いのでとにかく販売ページを無料アドバイスとして読んでくれるだけでもいい」と言っているところに大変な自信が感じられます。
販売ページの無料アドバイスだけでなく、「FXデイトレード知識ゼロからの最短上達方法」という32ページにも及ぶ無料のPDFをプレゼントしてくれます。
それでは、実際に無料アドバイスの内容を見ていきたいと思います。
千草明さんからの無料アドバイスとは?
ずばり損切の重要性です。損切の重要性がわからない場合は、プレゼントの無料PDFをダウンロードして良く読んで欲しいとのことです。
私はもちろんダウンロードしました。
プレゼントの無料PDFでは、損切の基本として、損切と利確を1:1で行うことを千草明さんは推奨しています。
ちなみに私は、損切と利確を1:2でやっています。私の場合、利確の割合"2"の部分は、もしチャートを見ていて相場がエントリーした方向に動いていれば、どこどこまでも追っていくというスタイルでやっているので、場合によったらもっと高い割合に推移していきますが、損切の割合"1"は絶対に変えない「決まりですから」と言って無情に切るところのラインです。
千草明さんが言っている1:1というのを、より詳しく解説すると、損切の1の部分は変えてはいけないもので、利益の1の部分に関しては、それ以下になってはいけないが、それ以上になるのは良い事であるとして、まずは損もしなければ勝ちもしない1:1は基本であるという意味で言ってると思います。
千草明さんもまた、損切は無感情で、ただ「切る」ことを推奨していて、トレーダーが無感情で損切して受け入れることができる損失のラインが、「トレーダーとしての器=才能」であると言っています。
でも、1:1ということは、例えば1万円負けるかもしれないし1万円勝てるかもしれないということですよね。
もっと稼ぎたい場合の提案としては、「運用資金を上げる」ということになるのですが、運用資金を上げれば、損切の額も当然増えることになります。
例えば、1:1の割合の場合10万円負けるかもしれないけど、10万円勝てるかもしれない。つまり、10万円勝つ可能性を得るためには10万円の損失の可能性を受け入れなくてはならないということになります。
それが100万円だったら、どうでしょう!?気分が悪くなってしまいますね。
千草明さんによれば、それが原因で運用資金を上げることは難しいことだと言っています。
まあ、確かに心理的に運用資金を上げるのは難しい事には同意しますが、上げれるならば、運用資金は多ければ多いほど有利な戦いができますので、心理的な壁が乗り越えられるのならば、上げたほうがよいと私は個人的には考えています。
じゃあ、千草明さん的にはどうすればよいのかというと、「月間で証拠金を1.3倍にできれば十分だ」と考えることだそうです。
身の丈に合ったトレードをするという意見に同意できますね。また、千草明さんによれば、長くやればやるほど勘が働くようになり、上がるか下がるかわかるようになってくるとのことです。
確かに、長くやっていれば、上がるか下がるか「どっちの可能性が高いのか」という観点で見れるようにはなりますが、簡単にそんな予想は裏切られ思わぬ方向に行くのが相場なので、上がるか下がるかを予想するのではなく、もし上がった場合はどうすればいいのか、下がった場合はどうすればよいのか、後のことに予定を立てておくことが重要だと私は思います。
千草明さん的には、勘が働くようになるまでの練習として、デモ口座で練習することをおすすめしています。
これに関しての私の考えは、デモ口座を作るのは「どのボタンを押すとどうなるか」とか、例えば指し値、逆指し値の入れ方、IFD (イフダン)の注文のやり方など、システム的な練習にはいいですが、相場観を身に着ける練習にはならないと思います。断言してもいいくらい。
なぜかというと、私のプロフィールでも触れていますが、私はFXを始めたばかりの時にデモ口座で勝ちまくったのに、リアルトレードでは惨敗という経験をしたからです。
理由は、デモトレードの時には損得考えずに直感でエントリーして、自分の能力に関係なくたまたま当たっただけで、リアル口座の時には、絶対に勝たなくてはと必死に考えたあげくにエントリーしていたので、結果として大衆心理の波に自分も乗ってしまっていたということです。
じゃあ、どうすれば経験が積めるのか!?それは、たとえ1ロットでもいいから、リアルトレードをすることです。実際の懐に影響なくしては学べないと思います。
証券会社によっては0.1ロットからトレードできるところもありますので、超少額でいいので、試し玉を入れて、実際にトレードしてみることでしか、学べないことがたくさんありますので、リアルトレードを繰り返すことをおすすめします。
前のバージョンの「ホーミングFX」も買わないとダメ!?
前のバージョンの「ホーミングFX」がなくても理解できるように配慮しているので、大丈夫だとのことです。前著「ホーミングFX」をさらに細分化して具体的に説明しているとともに、新たな手法も追加しているとのことです。
こちらがアドバンスド・ホーミングFXの実際に手法を使った解説動画です。
値段39,800円は割に合ってる?
本編で、「あらゆる相場状況に対応した7つもの有効な手法」をテキストでわかりやすく図解表記していて、さらにトレード動画でも詳しく説明しています。
また、サポートと特典が付いています。
特典内容は
★ 特典1 会員制サポートブログの閲覧
★ 特典2 収録時間8時間を超えるテクニカル解説&トレード実践動画
1 水平線とトレンドラインの引き方と活用法 39分
2 チャートの決め方とマルチタイムフレーム分析 58分
3 チャートパターンの分析方法 43分
4 基本的なテクニカルの使い方 59分
5 相場を読む秘訣 51分
6 利食いと損切の調整法 1時間35分
7 米雇用統計時のトレード方法1 54分
8 米雇用統計地のトレード方法2 46分
9 大乱高下でのトレード方法 55分
本編での7つの手法に加えて、特典の動画でもその状況に応じた対応方法を解説していて、この内容でこの値段なら、納得できます。むしろお得だと思います。
良い口コミ
★ 著者の千草明さんは実績があるトレーダーで投資に関する知識の幅が広い。
★ 初めから実践的な内容に入っていくので無駄がない。
★ ボリュームがたくさんあって、コスパが非常に高い。
★ 状況に合わせて戦略を変えるという手法を教えてくれるので、今まで苦手だった相場でも戦えるようになった。
悪い口コミ
★ 内容が抽象的で、初心者には難しい。
★ 万人に対応できるってことはないんじゃないか。
まとめ
初めから実践的な内容に入っていくため、入門的なことは省いていますが、初心者からでも学べる内容だと思います。
ただし、初心者の場合は、基礎知識がある程度確立していることが条件です。
「内容が抽象的で、初心者には難しい」という悪い口コミがありますが、私はこの商材の場合の抽象性に関しては肯定的にとらえています。
なぜかというと、投資に限らず、どの分野でも難易度が高くなるごとに抽象性が増すのは当然のことで避けられないことだからです。
もし、「こういう場合にはコレ」と決めつけて具体性を強調して売り込んでいたならば、それは商品を売りつけるために手法を自己流に説明してでっち上げようとする姿勢さえ感じられます。
だから、抽象性に関しては、詳しい説明がない抽象的なものと、具体的な事実をもとに対処法が抽象性を帯びてしまうものとあって、前者は不十分な教材ということになりますが、後者は当然のことだと思います。
そうでなければ相場の様々な状況に対処できません。
難易度が増すほどに万能的な方法はないはずで、それを絶対的な方法として具体的に決めつけることはむしろ危険です。
抽象性を理解することを求めるのは、確かに初心者には酷なことかもしれません。既存の知識や経験などをもとに、思い当たることがないと、抽象性が理解できないからです。
でも逆に考えれば、抽象的な部分が理解できれば、他のことにも対応可能になり応用の幅が広がります。
そのことさえ念頭においておけば、この商材は信頼できるものだと思います。
ちなみに冒頭で、「千草明さんは、証拠金約一千万で、月間約200万円くらいの利益をノルマとしている専業トレーダー」と紹介しましたが、
私としては、自分にノルマを課すのは、誰にでもおすすめはできることではないと思ってます。
よほどブレないメンタルを確立してからでないと失敗する確率があることを私からのアドバイスとしてお伝えしておきます。
ノルマを課してしまうと、どうしても「ここじゃないでしょ」ってところでエントリーしてしまうことがあります。
待つことも仕事で、絶好の機会が来るまでは様子を見ることも必要です。
強靭なメンタルの持ち主でもない限り、ノルマを課すくらいなら専業にならずに生活に最低限のライフラインは確実にお金が入ってくる別の仕事に頼る方がまだマシかと思います。
とにかく焦りは禁物なので、ノルマは決めないほうが良いというのが私のアドバイスです。
こういった注意事項を踏まえて「この商材だけで」というのではなく、更なる理解のために活用するならば、この商材はおすすめです。